大学院のご案内

院生・修了生のメッセージ

  • HOME
  • 院生・修了生のメッセージ

院生・修了生のメッセージ

修了生の声

現場を動かす実践力と、裏づける研究力 ― 修士で広がった私の保健師キャリア

奥島 美空さんのプロフィール画像
プロフィール
名前:
奥島 美空
学年:
実践コース6期生
現在の所属:
株式会社ヨコオ富岡工場 人財本部健康管理センター
職位:
保健師
①なぜ本大学院を選んだのですか

大学院進学を考えたとき、まず思い出したのが、私が看護大学受験時に参加した本学のオープンキャンパスで受けた好印象でした。当時受験には至らなかったものの、そのとき抱いた「ここで学んでみたい」という思いが残っており、公衆衛生看護学実践コースの存在を知ったことで、本大学院でぜひ学びたいという気持ちとなり受験を決意しました。
また、都内という立地の良さも大きな魅力でした。都市部ならではの課題や支援のあり方に保健師課程を通して触れられたことは、私の学びを大きく広げてくれたと感じています。さらに、講義を通して様々な領域を専門とする学生や教員と交流する機会が多く、異なる背景を持つ仲間と議論することで、自分の視野が自然と広がりました。他領域の方々と経験を共有しながら学び合える環境は、本学ならではの魅力だと思います。

②修士課程ではどんな研究を行ったのですか

修士論文では、20〜30代の働く独身男性が、どのようなきっかけで「生活習慣を見直してみよう」と思うようになるのかを明らかにする研究を行いました。半構造化インタビューを実施し、生活習慣改善に影響する要因を質的に分析したところ、体の変化に気づいて不安を感じたことや、家族や友人・職場の人の言葉に影響を受けたこと、外見をよくしたいという思い、職場や生活環境で健康を意識する場面があったことなど、様々な理由が関心につながっていることが分かりました。これらの結果から、成人期就労独身男性には、本人が影響を受けやすい人や環境を踏まえた目標設定や、取り組みやすい情報提供が効果的であることを示しました。

③修士課程で身についた力は何ですか

修士課程では、研究や授業を通して、物事を深く考え粘り強く取り組む力が身についたと感じます。また、自分の考えを整理して伝える力も大きく伸びたことを感じ、保健師として対象者と向き合う際に役立つ基盤となっています。修士課程での経験は、専門職としての成長につながる大切な時間でした。

④現在の仕事にどう活きていますか:

現在は、企業の健康管理センターの立ち上げに携わっています。医療職としての視点を、一般企業で働く方々にどのように伝えたら理解してもらえるのかを考えながら仕事をしています。修士課程で身についた「相手の背景を踏まえて言葉を選ぶ力」「粘り強く取り組む姿勢」が、職種の違いによる価値観のギャップを埋めるうえでとても役立っています。
また、毎月作成している健康だよりでは、専門的な内容をそのまま伝えるのではなく、誰もが読みやすいように分かりやすく、親しみやすい形に工夫しています。大学院で学んだ“相手の視点に立って情報を届ける姿勢”が、今の仕事にしっかり活かされていると感じています。

⑤これから進学を考える方へ

大学院での2年間は、自分の興味を深めるだけでなく、物事を丁寧に考える力や、相手の思いをくみ取って伝える力が自然と育つ時間でした。学びを通して視野が広がり、今の仕事でも「どうしたら相手に伝わるか」を考えながら動けるようになったことは、大きな財産だと感じています。また、本学は、教員のサポートが手厚く、少人数だからこそ一人ひとりの学びを大切にしてくれる環境があります。実習や講義を通して多様な視点に触れられることも、この大学院ならではの魅力だと思います。進学を迷っている方も、興味があるならぜひ挑戦してみてください。きっと新しい自分に出会えると思います。

現場を動かす実践力と、裏づける研究力 ― 修士で広がった私の保健師キャリア

加藤 弥生さんのプロフィール画像
プロフィール
名前:
加藤 弥生
学年:
実践コース5期生
現在の所属・職位:
株式会社ブリヂストン  小平総務部・健康管理センター
①なぜ本大学院を選んだのですか

私が本大学院を志望した理由は、学ぶ環境に魅力を感じたからです。
第一に、定員が15名であり、多様なバックグラウンドを持つ同期と一緒に学べる点です。また、教養科目で他分野の院生や、乃木坂スクールを通して外部受講生と学ぶ機会も多く、立場の異なる方々と意見交換をしながら学びを深めることができました。
第二に、医療福祉分野の第一線で活躍されるとともに、豊富な研究実績を有する先生方から学ベる点です。現場で直面する課題や時代の潮流を踏まえた講義を通して、理論と実践に裏打ちされた学びを得ることができました。これにより、保健師としての専門性に加え、個人・集団・組織と社会の動向を踏まえながら、現場・政策・研究を結びつけて考える視点を養うことができました。
さらに、履修内容によっては養護教諭専修免許状の取得が可能である点や、なによりオープンキャンパスや事前説明会を通して感じた保健師コースの先生方、先輩方の雰囲気の良さも踏まえ、本大学院を志望しました。

②修士課程ではどんな研究を行ったのですか

修士論文では、「新規保健事業の企画立案における産業保健師の経験」をテーマに、質的記述的研究を行いました。大規模法人に常時雇用され、新規保健事業の企画立案経験を有する産業保健師12名を対象に、半構造的インタビューを実施しました。
分析の結果、活動基盤の構築にあたり、まずは会社組織を知り産業保健師を知ってもらうことからはじめ、相互理解を進めていく過程が重要であることが明らかとなりました。また、個人・集団・組織を連動させて健康課題を把握し、戦略的に企画を進めていくための行動や、粘り強く進めていく態度の必要性が示されました。さらに会社組織の一員であるとともに、専門職としての譲れない軸を持つことの重要性も示され、これらの能力やモチベーションを確保するためのOJTやOFF-JTの必要性が示唆されました。
本研究は第98回日本産業衛生学会にて一般口演で発表を行い、得られた知見は現在の実務においても都度振り返る指針や産業保健師としての心構えとして大事にしております。

③修士課程で身についた力は何ですか

修士課程で特に身についた力は、目的から逆算して行動する力です。
入学当初から修了後は産業保健師として働くという目標を持ち、そのために必要な力は何かを考え、日々の学びをどのように活かすかという視点を持って取り組んできました。
また、産業保健に関する学会や勉強会にも積極的に参加し、そこでご縁をいただいた産業保健看護職や産業医、人事労務の方々にお話を伺い、企業訪問の機会をいただくなど、多くの方に支えていただきながら学びを深めてきました。
これらの経験や研究を通して、自ら問いを立て、対話を通して思考を深める姿勢が身につき、結果として行動力や主体性につながったと感じています。
こうしたプロセスそのものを前向きに楽しみながら取り組めたことも、現在の仕事への姿勢につながっています。

④現在の仕事にどう活きていますか

上記で培った力をもとに、業務を進めるうえでは、何のために何をするのかという目的意識を持ち、優先順位を判断しながら先を見通して行動することに努めています。また、現状に対して常に問いを持つことで、業務をルーティンにせず、本質的な課題に向き合うことができていると感じています。
さらに、保健師面談においては、お話しいただいた内容の背景や意図を適切に捉えられているかを意識しながら伺い、整理しています。複数の面談を通して共通点を見出し、考察していくプロセスは、質的研究を通して培った力が活かされていると感じています。
今後は、個人の声から得られた気づきを集団データと連動させ、強みや課題を明確にし、必要な施策へとつなげていきたいと考えています。

⑤これから進学を考える方へ

本大学院では、自身の関心から出発した問いを、多くの方との対話を通して丁寧に深めていける環境があり、ここでの経験が私のキャリアの基盤となっていると実感しています。これから進学を考えている方にとっても、リサーチクエスチョンと向き合いながら学びを深められる場になることを願っています。

現場経験を再構築する大学院での学び

佐甲 文子さんのプロフィール画像
プロフィール
名前:
佐甲 文子 さん
学年:
公衆衛生看護学領域 研究コース(修士課程)修了生
(嶋津ゼミ)

行政の保健師として母子保健や障害福祉、地域医療や健康増進等の業務に追われる日々の中で、気づくと20年以上が経過していました。当時、住民の健康につながる施策を提案してきたものの今一つ成果が見えない行き詰まり感や、「保健師としてやり残したことは無いだろうか」という思いから、大学院で新たな気づきが得られるのではないかと考え入学に至りました。

いざ入学してみると、物事を論理的に考えることがなかなか身につかず苦しい気持ちになることもありましたが、研究コースのゼミの仲間に助けられ、励まされ、お互いに切磋琢磨しながら課題を一つ一つクリアしていくことができました。
それまでの自分は「経験と勘が頼りの職人」のようだったと気づき、あと10年早く入学していたら仕事の仕方や周囲へのアプローチが変わっていたかなと振り返る機会にもなりました。

在学中から学会発表や専門誌への論文投稿を見据えてご指導をいただき、第82回日本公衆衛生学会総会(2023年10月)では「統括保健師による次期統括保健師への役割の継承」をポスター発表し、日本公衆衛生看護学会誌(2024年12月発刊)では「組織における統括的な役割の継承に向けた統括保健師の取り組み」を掲載していただくことができました。

また、同じ領域の在校生・修了生との研究会では、例えば「GISを活用した保健師活動」など、最新のツールや考え方に触れる機会であるほか、様々な分野で活動している保健師同士の情報交換や公衆衛生関連学会の紹介など、共に学び合える貴重で有意義な時間となっています。

立場や職場が違っても専門職として次世代の保健師とともに今後も学び続けていきたいと思っています。

院生の声

大野祐子さんのプロフィール画像

大野 祐子 さん
公衆衛生看護学領域 博士課程(嶋津ゼミ)

公衆衛生看護学の大学教員として教育するにあたり、研究する力や、教育する力を研鑽したいと考えて、博士課程に進学しました。本学大学院の修士課程・博士課程は、働きながら学ぶ環境が整っており、行政機関で保健師として働きながら、あるいは大学等の教育機関で保健師の基礎教育に携わりながら、研究に取り組んでいます。

多くの授業科目はプレゼンテーションやディスカッションを中心に展開され、全国にあるキャンパスに在籍する多様な専攻領域の学生とオンラインで共に学べるのは大変刺激的です。公衆衛生看護学領域内でも、実践コースと研究コースの学生がお互いに良い刺激を受けながら学びあえる気風もあります。

月1回の研究コースで開催するゼミナールでは、それぞれの経験や学びを持ち寄って、研究の進捗報告などディスカッションを行います。仕事との両立だけでなく、遠方からのゼミナールへの参加、子どもや家族のケアと両立しながら、それぞれ制約がある中で支えあい、励ましあいながら学生生活を送っています。

良い環境で研究や研鑽していかれることに感謝し、社会に貢献する研究者・教育者を目指してまいりたいと思います。

永井健太さんのプロフィール画像

永井 健太 さん
公衆衛生看護学領域 博士課程(嶋津ゼミ)

修士課程を修了して10年以上が経ち、日々仕事に追われる中で、博士課程に進学することから目を背けていました。しかし、ふと自分がこれまで行ってきた保健師としての経験を振り返った時、「これって実際はどうなっているのだろうか」「こんなことがあればもっとよりよい支援に繋がるのではないだろうか」という疑問がたくさんあることに気づきました。実践を通して見えた疑問だからこそ、その解決の糸口が見えれば社会への貢献は大きいのではないかと感じ、博士課程への進学を決意しました。

入学後は仕事との両立に心が折れそうになることもありますが、先生方や同じ志を持った院生の仲間に支えられ、自分の研究に向き合うことができています。博士課程のゼミの他にも、研究コースの院生や実践コースの院生、そして修了生とともに作り上げる本領域独自の研究会では、それぞれの学びや研究成果を発表し、日々の保健師活動と研究とを融合させ、これからの公衆衛生看護活動について考える機会となっています。

博士号の取得は決して楽ではありませんが、研究者としての第一歩を踏み出し、公衆衛生看護活動に貢献することを目標に、一歩一歩進んでいきたいと思っています。

鳥山 裕加里 さん
公衆衛生看護学領域 実践コース(保健師国家試験受験資格取得課程)修士課程

私は、大学在学時、地域において自分自身で医療や福祉にアクセスできない人々に対する保健活動の重要性を感じたことから、保健師を志し、本学の保健師課程に入学致しました。大学院では、多様な領域の講座を様々な背景を持つ学生たちと共に受講することができます。講義形式だけではなく、プレゼンテーションやディスカッションなどの機会も多く、能動的な学習ができます。また、1年次からの校内・校外での演習及びフィールドワークではより実践的な知識・技術を学ぶことができるため、公衆衛生看護学を学ぶ最適な環境であると思います。大学院での学びを活かし、全ての人々に対して保健活動を展開できる保健師になりたいと思います。

お問い合わせ・連絡先

国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス事務局

  • 〒107-8402
     東京都港区赤坂4-1-26
  • TEL.03-5574-3900(代表)
     FAX.03-5574-3901
  • E-mail:
    tokyo.s.c@ihwg.jp(大学院全般について)
    daigakuin-nyushi@iuhw.ac.jp(入試について)

(メールを送る場合は、@マークを半角文字で入力しなおしてください。)